長期優良住宅の3つのメリット
長期間快適な生活が送れる
長期優良住宅は、長期間快適な生活が送れるのが魅力です。また、定期的なメンテナンスにより住宅を良好な状態で維持できるため、資産価値が落ちにくいのも利点です。
減税や金利の優遇措置が受けられる
減税や住宅ローン金利の引き下げなどの措置が受けられるのがメリットのひとつです。具体的には、住宅ローン減税や投資型減税、登録免許税の引き下げなどがあります。建築コストが一般住宅よりもかさみますが、経済的なサポートが手厚くなっています。
住宅ローン減税
住宅ローン減税は、年末時点のローン残高の0.7%を所得税から控除できる制度で、控除期間は13年間。控除しきれない分は、次の年の住民税差し引かれます。
参考元:国土交通省「住宅ローン減税制度について」
住宅ローン金利の引き下げ
長期優良住宅の場合、通常のフラット35より金利が引き下げられている【フラット35】Sが利用可能です。長期優良住宅が対象の「【フラット35】S(金利Aプラン)」で住宅ローンを組むと、借り入れから最初の5年間の金利が0.5%オフに。「【フラット35】維持保全型」も併用すれば、さらに金利が0.25%引き下げになり、合計0.75%の優遇になります。
参考元:住宅金融支援機構「【フラット35】S」参考元:住宅金融支援機構「【フラット35】Sの対象となる住宅」参考元:住宅金融支援機構「【フラット35】維持保全型」
補助金が利用できる
長期優良住宅の認定を受けると補助金が利用できるのも魅力です。ここでは2つ紹介します。
地域型住宅グリーン化事業
高い耐久性や省エネ性能を備えた木造住宅であることを前提とし、一定の要件を満たすと上限額140万円の補助金が受けられます。なお、2024年度の情報は2024年6月28日時点で公開されていませんが、事業は継続予定です。
アスカホームは、国土交通省の採択を受け、地域型住宅グリーン化事業を実施するグループに所属。地域型住宅グリーン化事業について疑問点がある場合は、アスカホームまでお気軽にお問合せください。
参考元:国土交通省「令和6年度 住宅局関係 予算概算要求概要」
子育てエコホーム支援事業
長期優良住宅の2つのデメリット
魅力的なメリットがある一方、デメリットも存在します。「こんなつもりではなかった」という事態にならないよう、デメリットも確認しておきましょう。
建築コストがかさむ
メンテナンスの履歴を残す必要がある
長期優良住宅は、メンテナンスとその履歴の保存が欠かせません。建築会社へのメンテナンス依頼や、記録の作成・保存などの手間が生じる点がデメリットでしょう。とはいえ、メンテナンスを適切に実施して記録を保存しておくことで、資産価値の目減りを防いで高額で売却できる可能性があります。
長期優良住宅の認定を受ける流れ
長期優良住宅の認定申請は、工事の着工前に実施し、以下の流れで進めていきます。
1.登録住宅性能評価機関に性能評価を依頼
2.審査
3.審査通過で適合証交付
4.必要書類と適合証を所管行政庁に提出し、認定を申請
5.適合審査
6.審査通過で認定通知書の交付
7.着工なお、注文住宅の場合、施主が施工会社に認定申請を依頼するのが一般的です。また、認定後も引き続き、点検を計画的に実施し補修や改良などが必要です。
参考元:国土交通省「長期優良住宅の認定制度の概要について」
北九州市・中間市の気候の特徴
ここからは、北九州市と中間市の気候の特徴を見ていきましょう。
北九州市の気候は、瀬戸内海気候および日本海気候の傾向があります。
気象庁の年気象データによると、平年値における年間の平均気温は16.6℃。比較的温暖な気候が特徴です。海や山に面していることで、季節風の影響を受けやすい傾向にあります。
中間市も温暖な気候で、2023年の消防年報の気象データを確認すると、年間の平均気温は17.2℃となっています。ただし、6~7月にかけては集中的に雨が降りやすく、降水量が増加。また、西九州内陸型気候と山陰型気候の影響を受け、冬には北西の季節風が吹き込みます。
参考元:北九州市環境局「自然環境の現況と施策」参考元:国土交通省 気象庁「八幡(福岡県) 平年値(年・月ごとの値) 主な要素」参考元:中間市「中間市国土強靭化地域計画 令和4年3月」 参考元:中間市「消防年報」
北九州市・中間市の地域区分とUA値
長期優良住宅の認定基準のひとつにUA値があります。UA値とは、室内全体の熱が外壁や窓のなどの外皮を通し、どれくらい出入りしやすいかを示す値のこと。値が小さいほど断熱性能にすぐれています。
また、UA値は地域ごとに目指す数値が変わります。というのも、日本は地域によって気温や日射量などが異なるため。全国を8つに区分し、気候の特徴に合わせて基準値が設けられているのです。
北九州市・中間市の気候の地域区分は「6」。では、6地域におけるUA値をチェックしてみましょう。また、地域区分だけでなく、省エネ基準・ZEH基準・HEAT20基準のどの基準を適用するかによってもUA値が異なります。地域区分6における基準別のUA値(単位:W/㎡・K)は以下の通りです。