家の基礎とは?べた基礎・布基礎とは?
それぞれの工法とメリットデメリットについて解説致します。 普段は間取りや、設備などに目が行きがちで、見落とされがちな基礎ですが、住宅の耐久性を左右する位重要な部分となります。 基礎は、布基礎とべた基礎が一般的なものとなります。 そこで、この2種類について、それぞれの、メリットデメリットを比較してみましょう。
布基礎について
布基礎とは、地面に逆T字型の鉄筋コンクリートを柱や壁などの下に打ち込む工法です。↓↓↓こんな感じ↓↓↓(イメージ)
布とありますが、布を使用しているわけではありません。一般的に寒冷地に向いている工法と言われています。 実は建築基準法で、この逆T字の埋める深さや立ち上がりの高さなどについて、基準が決められています。立ち上がり部分の高さ:地上30cm以上 厚さ:12cm以上 埋め込みの付加さ(根入れ):24cm以上 底盤の厚さ:15cm以上
(建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件) ↓↓
https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/201703/00006441.pdf
【布基礎のメリット】
べた基礎と比べてコストが抑えられる、点で支えるので、ポイントによっては、べた基礎よりも強度が高くなる
【布基礎のデメリット】
耐震性はべた基礎には劣る、シロアリが侵入しやすい、湿気がこもりやすい
べた基礎について
べた基礎とは、住宅の底面全体に鉄筋コンクリートを流し込んだ工法の事です。地盤が弱い場所にも採用されることが多い工法で、布基礎に比べてコンクリートや鉄筋を使用する量が多くなります。
【ベタ基礎のメリット】
不同沈下が起こりにくい 不同沈下とは、不均一に地盤沈下して、家が傾いてしまう事です。 べた基礎は建物を底面全部を支えるので、不均一な沈下は起こりにくい工法です。耐震性に優れている。シロアリ被害を防げる。
【ベタ基礎のデメリット】
布基礎に比べてコストがかかる。コンクリート内の鉄筋によっては強度が変わる。(鉄筋の数や太さなどで強度に差が出ます。もちろん、法律で一定の基準が設けられています。)ベタ基礎の深さ(根入れ):原則12cm以上 底盤の厚さ:12cm以上(立ち上がり部分の規定は布基礎と同じ) (建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準を定める件)
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https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/201703/00006441.pdf布基礎、べた基礎それぞれのメリット、デメリットが裏表のような感じですよね。このように、それぞれにメリット、デメリットがありますので、一度自分の家を建てる際にはどちらが良いかなど、詳しいことは、専門の工務店さんなどに相談されるのが良いと思います。実際の施工の様子を写真を交えて、次回のブログで詳しくご説明する予定です。
工程もアップしますので、これからふと見かけた基礎工事もちょっと詳しくなって、違う目線で見れるようになるのではないでしょうか?
思い描く理想の家を、建築家と一緒に現実にしてみませんか?
【北九州で建築家と建てる注文住宅、木の家。アスカホーム有限会社】