注文住宅で一年間にかかる維持費の目安
一戸建ての注文住宅を購入した場合、目安として年間約400,000円の維持費がかかります。一戸建て住宅を30年所有した場合の維持費の目安は、合計約11,800,000円です。
注文住宅にかかる維持費の種類
では、年間約400,000円の維持費の内訳を見てみましょう。住宅には主に税金・保険・修繕費の3つがかかります。
税金に含まれる項目は固定資産税と都市計画税です。住宅に関する保険には、火災保険料と地震保険料があります。築年数とともに住宅の劣化は避けられないため、修繕費もかかります。
また、維持費にあわせて光熱費や町内会費などがかかることも把握しておきましょう。以下で維持費の各項目について詳しく解説してきます。
税金に含まれる項目は固定資産税と都市計画税です。住宅に関する保険には、火災保険料と地震保険料があります。築年数とともに住宅の劣化は避けられないため、修繕費もかかります。
また、維持費にあわせて光熱費や町内会費などがかかることも把握しておきましょう。以下で維持費の各項目について詳しく解説してきます。
支払う義務がある【税金】
住宅や土地を所有すると、税金が課せられます。毎年かかる住宅の維持費として認識しておきましょう。
固定資産税
固定資産税は土地と建物のどちらにもかかり、年に1回または4回に分割して支払います。
固定資産税は計算式にあてはめて求めることができ「課税標準額(固定資産税評価額)×税率1.4%」となります。固定資産税評価額とは、固定資産評価基準に基づいて土地や建物を評価するもので、各自治体によりそれぞれ決められている額です。
2023年度の北九州市における住宅地での固定資産税評価額の平均値は、131,000円/坪です。
また、土地も家屋も要件を満たせば固定資産税の減額措置が適用されます。たとえば北九州市の新築住宅の場合、120㎡までの固定資産税において2分の1が減額となります。期間は一般住宅であれば3年間、長期優良住宅であれば5年間です。
参考元:北九州市「固定資産税 家屋の減額措置について」
固定資産税は計算式にあてはめて求めることができ「課税標準額(固定資産税評価額)×税率1.4%」となります。固定資産税評価額とは、固定資産評価基準に基づいて土地や建物を評価するもので、各自治体によりそれぞれ決められている額です。
2023年度の北九州市における住宅地での固定資産税評価額の平均値は、131,000円/坪です。
また、土地も家屋も要件を満たせば固定資産税の減額措置が適用されます。たとえば北九州市の新築住宅の場合、120㎡までの固定資産税において2分の1が減額となります。期間は一般住宅であれば3年間、長期優良住宅であれば5年間です。
参考元:北九州市「固定資産税 家屋の減額措置について」
都市計画税
土地や建物が市街化区域にあるケースでは、都市計画税がかかります。市街化区域とは、すでに市街地になっている区域や10年以内に市街地とする計画が進められている地域のことです。
都市計画税は「課税標準額(固定資産税評価額)×税率0.3%」で算出できます。固定資産税と同様に減額措置がありますが、都市計画税は土地のみが対象となるので注意しましょう。
参考元:北九州市「都市計画税」
都市計画税は「課税標準額(固定資産税評価額)×税率0.3%」で算出できます。固定資産税と同様に減額措置がありますが、都市計画税は土地のみが対象となるので注意しましょう。
参考元:北九州市「都市計画税」
安心して暮らすための【保険】
住宅を所有する際には、いつ起こるかわからない火災や自然災害などに備え、保険に加入します。一戸建て住宅を所有する場合に加入する保険は、主に以下の2つです。
火災保険
住宅ローンを組む場合、火災保険への加入が必須となるケースが多いです。補償の対象には建物と家財とがあり、どちらか一方または両方を選択できます。
火災保険料は保険会社によって異なり、また補償内容や地域によっても差が生じます。高額の場合、地震保険料付きの5年間の一括払いで200,000円~400,000円が相場です。
九州地方は台風の襲来も多く、他の地域と比べて水害に見舞われやすいエリアです。そのため、水害に対する補償を付けるケースも多く、火災保険料は全国平均よりも高めになるでしょう。
火災保険料は保険会社によって異なり、また補償内容や地域によっても差が生じます。高額の場合、地震保険料付きの5年間の一括払いで200,000円~400,000円が相場です。
九州地方は台風の襲来も多く、他の地域と比べて水害に見舞われやすいエリアです。そのため、水害に対する補償を付けるケースも多く、火災保険料は全国平均よりも高めになるでしょう。
地震保険
地震保険は単独では加入できず、火災保険に付帯していることが多い保険です。保険料は住宅の構造や居住エリアによって異なり、また、耐震等級を有している住宅であれば、耐震等級1から保険料の割引が受けられます。割引率は耐震等級が高くなるにつれ、大きくなります。
家を長持ちさせるために必要な【修繕費】
建物や設備を良好な状態で維持するには、メンテナンスやリフォームが必須です。新築の一戸建て住宅の場合、およそ築10年以上経つと劣化が見られるため、メンテナンスを検討します。
住宅のメンテナンス箇所は、屋外では屋根や外壁など、屋内では床や壁などです。水回りをはじめとする設備機器の交換も必要になります。
屋根であれば、金属板では築20年以降で補修、瓦では築10年を目安に補修が必要です。屋内の床や壁は築20年以降で張り替え、バスやキッチンなどの水回り設備機器は築10年~15年以降に交換が必要となるケースが多いでしょう。
目に見えない箇所にも注意が必要です。木造住宅の場合、家を支える土台や柱などへのシロアリ対策が重要です。建築基準法では防蟻処理が義務づけられているため、新築時に防蟻処理が施されます。しかし、防蟻処理の効果には限りがあるため、5年ごとに処理を行うと安心です。業者によって費用は異なりますが、1坪あたり5,000円~10,000円が相場となります。
住宅のメンテナンス箇所は、屋外では屋根や外壁など、屋内では床や壁などです。水回りをはじめとする設備機器の交換も必要になります。
屋根であれば、金属板では築20年以降で補修、瓦では築10年を目安に補修が必要です。屋内の床や壁は築20年以降で張り替え、バスやキッチンなどの水回り設備機器は築10年~15年以降に交換が必要となるケースが多いでしょう。
目に見えない箇所にも注意が必要です。木造住宅の場合、家を支える土台や柱などへのシロアリ対策が重要です。建築基準法では防蟻処理が義務づけられているため、新築時に防蟻処理が施されます。しかし、防蟻処理の効果には限りがあるため、5年ごとに処理を行うと安心です。業者によって費用は異なりますが、1坪あたり5,000円~10,000円が相場となります。
修繕費の目安
住宅の所有期間にもよりますが、一戸建ての修繕費用の相場は、総額でおよそ6,000,000円~8,000,000円です。時期がくると一度にリフォームや交換などが必要となり、高額の修繕費がかかるため、計画的に修繕費の積み立てを行っておくと良いでしょう。
>>福岡県北九州市の住宅ローン・金利まとめ!注文住宅を建てる時に欠かせないローン選びのポイント
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生活するうえで必須となる【光熱費】
維持費のほかに光熱費も重要なポイントです。北九州市ではどれぐらいの光熱費を想定しておくと良いのでしょうか。
北九州市で一戸建てに住む場合の光熱費は?
総務省が行った家計調査によると、2022年の北九州市における二人以上世帯での「光熱・水道」は年間で227,424円です。
単純に計算すると、月平均では18,952円です。同年の全国における「光熱・水道」の月平均は24,524円とのことなので、平均より下回っていることがわかります。
参考元:総務省統計局「政府統計の総合窓口」 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯品目分類 010 品目分類(2020年改定)(総数:金額) | 統計表・グラフ表示(地域区分 北九州市 3「光熱・水道」より)
参考元:家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 10ページ目
単純に計算すると、月平均では18,952円です。同年の全国における「光熱・水道」の月平均は24,524円とのことなので、平均より下回っていることがわかります。
参考元:総務省統計局「政府統計の総合窓口」 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯品目分類 010 品目分類(2020年改定)(総数:金額) | 統計表・グラフ表示(地域区分 北九州市 3「光熱・水道」より)
参考元:家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 10ページ目
光熱費に関係する北九州市の気候の特徴
福岡県は温帯性気候に属しており、おおむね温暖ですが北九州市では日本海型気候の特徴も見られます。
日本海型気候と聞くと雪が多いイメージがありますが、国土交通省によると福岡県には豪雪地帯に指定されている地域はありません。山地ではまとまった積雪が見られる場合もありますが、豪雪地帯に見られる除雪や、屋根に積もった雪を下ろす必要がない克雪(こくせつ)住宅における維持費などはかからないでしょう。
日本海型気候と聞くと雪が多いイメージがありますが、国土交通省によると福岡県には豪雪地帯に指定されている地域はありません。山地ではまとまった積雪が見られる場合もありますが、豪雪地帯に見られる除雪や、屋根に積もった雪を下ろす必要がない克雪(こくせつ)住宅における維持費などはかからないでしょう。
注文住宅の維持費を抑えるポイント
先々にかかる維持費を抑えるため、一戸建ての注文住宅を建てる際にできる対策や注意点をお伝えしましょう。
耐久性を重視した素材選び
初期費用の削減や見た目の良さを意識しすぎると、結果的にメンテナンスや交換の回数が増えてしまうケースがあります。例えば初期費用がかかったとしても、外壁に耐久性の高い素材を用いれば、劣化の防止やメンテナンス回数の軽減が見込めます。
長期的に見れば維持費が抑えられるメリットがあるため、建築時の予算に収まる範囲で検討してみましょう。
長期的に見れば維持費が抑えられるメリットがあるため、建築時の予算に収まる範囲で検討してみましょう。
省エネ性能の高い住宅で光熱費の削減
光熱費を抑えるためには、省エネ性能に優れた住宅への居住が有効です。たとえば、高性能な断熱材や窓を用いた高断熱・高気密住宅に住むと、外気の影響を受けにくくなり室内が快適な温度に保たれるため、冷暖房の使用を抑えることができ、結果として光熱費の削減につながるのです。また、断熱性に優れているとエアコンの台数も少なくできるため、エアコンのメンテナンスや買い替え費用の削減にもなるでしょう。
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北九州市で維持費の削減につながる家づくりならアスカホームへ
住宅を所有して居住していくには、ローンや初期費用だけではなく、維持費がかかります。税金や保険料、先々では住宅の経年劣化に伴うメンテナンスやリフォームなどの費用も発生します。また、日々の光熱費も念頭に置いておかなければなりません。
アスカホームは、光熱費の削減にもつながる高断熱・高気密・高耐震のこだわりの住宅をご提案しています。北九州市の八幡西区・八幡東区・戸畑区エリアで注文住宅をご検討されている方はお気軽にご相談ください。
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